2023年7月7日の日本の新聞記事で、日本を訪問する短期滞在についてブラジル人に課していた日本政府のビザ(査証)取得を免除することで調整と発表されました。
https://www.sankei.com/article/20230707-A7Q7FXASIZOOFOI4BN53DWX5LQ/
逆に日本人のブラジル入国については2019年より免除されておりましたが、原則「相互主義」としてブラジル人は日本入国にビザ免除が必要であったところ解禁されず、不公平な状態が続いていました。
この不公平な状態をを解消するということであります。
2019年以前に日本人がブラジルを訪問する際には必ずビザが必要でした。
これは短期滞在、観光目的も含みました。
別の言葉で言えば、「明日からブラジルに行こう。航空券予約するか!」というような
気軽に行ける国ではなかったということです。
日本のパスポートは「ビザなし」で渡航できる国が世界有数で多い国です。
それだけ海外に信用がおけるパスポートとして通用しています。
しかし南米大陸では『ブラジルに限り』、かつては日本人に対し観光目的でもビザが必要でした。
まず「ビザ」または「査証」というのは、外国に訪問する前に入国に相応しい人間か身元を証明してもらうものです。
総領事館、領事館、大使館に自分で出向いて、申請書類と自分のパスポートを提出して、ビザをパスポートに貼ってもらうことで入国しても問題ない事を証明してもらいます。
旅行会社でビザを代わりに取得してもらうこともできますが、基本的に本人が出向いて申し込むものです。
これがないと飛行機や船に乗る前の搭乗手続きで搭乗拒否されたり、到着しても現地の入国審査でノービザがばれるので取り調べ・強制送還されます。
目的によってもビザが必要・不要かは違うので必ずその国の大使館にお問い合わせください。観光ビザでは不要でも、出張(働いて給料を得る活動)を行う予定ならば必要ということもあり得ます。
かつてブラジルを訪問する前に取得したビザの場合、所定の申込用紙に記入し、写真とパスポート、発行手数料だけではなく、所持している銀行口座の残高証明書も必要でした。入国目的により申請の為に何が必要かは違いますが、短期滞在(観光ビザ)は現地で給料をもらって働くことが出来ない為、お金を持っていることを証明するために残高証明を求められていました。
これがおりて(ビザが貼られた自分のパスポートを受け取って)から初めて日本を出発することが出来ます。
以上のような手間が一切なくなったのは喜ばしいことだと思います。
是非、皆様も機会を見つけてブラジルを訪ねてみてください。